名古屋市の児童相談所で昨年11月、一時保護された少女=当時(15)=が窓から転落し、死亡した事故で、市は26日、第三者委員会の報告書を公表した。窓はリスクが高いとして、抜本的な転落防止に向けた改修を求めた。児相と警察との連携も重要だと提言した。
報告書によると、失踪していた少女を警察が保護し、11月7日夜に児相に到着。3階のトイレに行った際、窓から転落した。窓は成人が身を乗り出せるような大きさでストッパーなどはなかった。提言はハード面の対策と合わせ、児童に関する事前情報をしっかり把握するため、関係機関の連携拡充を求めた。