大阪府箕面市立第一中学校の男性校務員(50)が、クラス替えに関する資料を生徒らに漏らしていた問題で、箕面市教委は26日、この校務員を停職6カ月とする懲戒処分を発表した。市教委は地方公務員法違反(秘密を守る義務)罪で府警箕面署に刑事告訴。校務員は依願退職した。
市教委によると、校務員は今年4月、男性講師(24)の引き出しから新3年生234人分の学級編成検討用資料を持ち出して教職員室でコピーし、校務員室で生徒4人に見せた。生徒たちは資料をスマホで撮影して友人らに画像を送信し、計23人の生徒に拡散された。校務員は「生徒たちに気に入られたかった」などと説明した。
校務員に資料の存在を明かした講師、管理監督責任を問われた男性校長(62)もそれぞれ訓告処分とした。