栃木県警は26日、第1種運転免許と仮免許の学科試験問題に採点ミスがあり、本来合格とすべき受験者86人を不合格としていたと発表した。合格とした12人は不合格だった。7月の改正道交法施行に備えた試験問題の見直し作業中に、正誤を逆にして採点していたことが判明した。
県警によると、第1種の学科試験で合格とすべき81人を不合格にした。合格とした8人は本来不合格だった。仮免許でも同様に誤って4人を合格、5人を不合格とした。影響を受けた受験者に対し、再受験にかかった費用を補償するなど個別に対応する。
運転免許管理課の上野哲男次長は、問題作成時の確認が不十分だったのが原因だと指摘。「重く受け止め、再発防止に取り組み、信頼回復に努めたい」と語った。