25日の東京株式市場は、日経平均株価が反発した。終値は前日比118円45銭高の3万0801円13銭だった。世界的な半導体需要の増加期待から大型の関連銘柄が値上がりし、相場を牽引(けんいん)した。
東証株価指数(TOPIX)は6・25ポイント安の2146・15。出来高は約12億6400万株。
米半導体大手エヌビディアの業績が好調に推移するとの見通しが伝わり、東京市場では関連銘柄に買いが先行した。アドバンテストや東京エレクトロンなど、取引価格の高い値がさ株の上昇が平均株価を引っ張った。円安ドル高も好感した。
ただ、相場には5月中旬から上昇した過熱感がなお残り、上値は重かった。行き詰まりを見せる米連邦政府の債務上限問題への警戒感もあり、平均株価は高値圏でもみ合った。