・退職前に法人を作り、定年退職後すぐスタート
・法人化には費用負担が増えるというデメリットも
・設立時の登録免許税を半額にする方法がある
定年退職後、自分の力で創業すれば定年はない。自分の判断でいつまでも働ける。すでに準備を進めている人もいるはずだ。取材をする中では、在職時に法人をつくり、定年退職と同時にスタートする人が多かった。在職時は奥さんに代表取締役になってもらい、退職後に役割を交代した人もいた。
ポイントは、定年退職前に準備をしておき、退職後に発進しやすくすることだ。個人事業主でもいいはずだが、法人をつくるメリットはどんなところにあるのだろうか?
シニア起業の専門家として7000件以上の起業相談を受けてきた、銀座セカンドライフ代表取締役、片桐実央さんに話を聞いた。
「あくまでも一般論ですが、法人化のメリットは節税になることです」(片桐さん)。法人化すると生活費(役員報酬)を経費として計上できる。