内臓脂肪でコロナ重症化 過剰に炎症、マウスで発見

産経ニュース
実験で使った(左から)正常、皮下脂肪型、内臓脂肪型のマウス(東京医科歯科大提供)
実験で使った(左から)正常、皮下脂肪型、内臓脂肪型のマウス(東京医科歯科大提供)

内臓脂肪が蓄積したマウスは、皮下脂肪が蓄積したマウスなどと比べて新型コロナウイルス感染時に重症化しやすいと、東京医科歯科大などのチームが25日発表した。内臓脂肪が蓄積すると「サイトカインストーム」と呼ばれる過剰な炎症が起きていた。

人では内臓脂肪の蓄積はメタボリック症候群の診断基準の一つ。内臓脂肪型の肥満は日本を含むアジアの人に多いという。東京医科歯科大の保田晋助教授(膠原(こうげん)病・リウマチ内科学)は「健康的な生活習慣が、新型コロナ重症化リスクの軽減につながる可能性がある」と話した。

チームは、遺伝的に内臓脂肪が蓄積しやすいマウスと皮下脂肪が蓄積しやすいマウス、正常なマウスに、新型コロナを感染させて比較。内臓脂肪型は7日後に全て死んだが、皮下脂肪型や正常なマウスは全て生存した。

成果は22日付の米科学アカデミー紀要に掲載された。

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