コロナが変えた会社のカタチ

アサヒ飲料(上)「社内塾」と「社内副業」でスキルアップ 「プラスの行動を起こす始まりの場」に

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「社内塾」開始のお知らせ画面
「社内塾」開始のお知らせ画面

大手飲料メーカーのアサヒ飲料は2021年、社員を対象に、社員が講師となってのオンライン勉強会「社内塾 アサヒプラス」をスタートさせた。「社員同士でプラスになる情報共有の場」「アサヒ飲料にとってプラスの行動を起こす始まりの場」として位置づけている。

きっかけは、長引くコロナ禍でリモートワークが増え、社員同士の雑談などコミュニケーションの機会が少なくなったことだ。身近な先輩などに教えてほしいと思うようなことも聞けなくなった。「オンラインを活用して社員に、学びの機会を提供したいと開催に踏み切った」と人事総務部人材開発グループリーダーの森裕佳子さんは話す。

アサヒ飲料人事総務部人材開発グループリーダー、森裕佳子さん
アサヒ飲料人事総務部人材開発グループリーダー、森裕佳子さん

テーマは、プラスチック問題などの社会課題型、マーケティング戦略などの自社課題型、資料作成のスキルアップなど自己研鑽(けんさん)型、各部門の取り組みや成功事例などを共有する相互理解共有型の4項目から成る。

2月に開催した勉強会「食品表示の常識?非常識?」では、品質保証部の社員が講師を担当した。「講師側も受講者側も自ら手を挙げ、自律的な学びの機会となっているのが特長」という。

「新潟支店の知られざる魅力を大発信」をテーマに開催した際は、同支店の新入社員が講師を担当した。「『講師を引き受けることにより、自分なりに新潟支店の日ごろの活動が整理でき、勉強になると判断したから』と手を挙げた理由を聞き、その前向きな姿勢に事務局として心強く感じた」と森さんは話す。

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