日本音楽著作権協会(JASRAC)は24日、令和4年度に著作物使用料を最も多く分配した国内作品はシンガー・ソングライター優里さんの「ドライフラワー」だったと発表した。カラオケで広く親しまれ、音楽配信での支持も厚かった。前年度は3位だった。
2位はYOASOBIの「夜に駆ける」。3位はアニメ「鬼滅の刃」遊郭編のオープニング曲で、Aimer(エメ)さんの「残響散歌」だった。
JASRACは音楽配信やカラオケ、放送などでの使用に応じて徴収した著作物使用料を作詞家や作曲家らに分配している。4年度の分配額は過去最高の合計1256・4億円。好調の音楽配信に加え、感染症対策で制限があったコンサートの開催件数が増えたことなどが理由という。
海外から入金の多かった作品は昨年度に続きアニメ音楽の「NARUTO―ナルト―疾風伝BGM」(高梨康治さん作曲)。外国作品の1位は韓国のグループ、BTSの「Butter」だった。