サッカー女子プロ、WEリーグのINAC神戸は28日午後1時から、ノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)で、日テレ東京Vと今季ホーム最終戦を戦う。残り3試合で、現在2位のINAC神戸と首位の三菱重工浦和との勝ち点差は7。27日に三菱重工浦和がAC長野パルセイロに勝てば、三菱重工浦和の初優勝が決まり、INAC神戸の連覇の可能性が消滅する。一方でINAC神戸と3位の日テレ東京Vとの勝ち点差は2。三菱重工浦和の試合結果にかかわらず、INAC神戸にとっては、負けられない試合には違いない。
チームは24日、神戸市東灘区での練習を公開。布陣を組んでの練習で、入念に攻撃の組み立てなどをチェックした。朴康造監督は「ますばしっかりと勝てるようにしたい。日テレ東京Vは前の3人が強力なのは間違いない。うちはいい守備はできているので、そこからいい攻撃につなげたい」と抱負。古巣との対戦となる土光は「皇后杯全日本選手権の決勝では0-4で敗れ、(今年3月の)アウェー戦では1-1の引き分けだった。(アウェー戦では)自分たちのやりたいサッカーができた部分もある。もう一皮むけてベストな戦いができれば。相手のパスの出しどころを抑えて自由にさせないようにしたい」と意気込みを話した。
チームは14日に三菱重工浦和との頂上対決で敗れ、ホームで約3年ぶりの黒星を喫した。「いい意味で、変わらず次の試合に向けてできている」とチームの状態を代弁した高瀬は「スタートからいい試合にしたい。ホームで集大成みたいなものを見せたい。来シーズンにつながる、(サポーターに)楽しみにしてもらえるようなゲームにしたい」と思いを口にした。