ホンダは24日、2026年シーズンから自動車レースの最高峰、F1シリーズにパワーユニットサプライヤーとして復帰すると発表した。ツイッターでは関連ワードが複数トレンドに入り、ファンから喜びの声が殺到した。
同社の三部敏宏社長は都内で行われた記者会見で、同年からアストンマーティンF1チームにパワーユニットを供給すると説明。同チームを「いま勢いのあるチーム」と評価し、「勝利への真摯な姿勢と情熱に私たちも共感し、『アストンマーティン・アラムコ・ホンダ』として、ともにチャンピオンを目指すことになりました」などと語った。
ホンダは、環境技術への資源集中を理由に21年シーズン限りで撤退したが、F1は26年シーズンからカーボンニュートラル燃料の使用や、エンジンと電動モーターの最高出力比を50対50に規制した新レギュレーションの導入を発表しており、同社は「ホンダの目指すカーボンニュートラルの方向性に合致し、その実現に向けた将来技術の開発に大きな意義を持つ」として復帰を決めた。
この発表を受け、ツイッターでは「F1復帰」「アストンマーティン」などの関連ワードがトレンド入り。国内外のSNSに「お帰りなさい、ホンダ!」「マジかー、きたー」「全力で応援する!!」「期待できるタッグ…ぜひチャンピオンを!」などと喜びの声が寄せられた。ホンダの育成ドライバーで、現在はアルファタウリに所属している角田裕毅について「角田選手は今後どうするのか注目」「ドライバーは角田を起用して欲しい!」といった声も見受けられた。
同チームには05、06年に年間王座を獲得したフェルナンド・アロンソも在籍中。マクラーレン・ホンダ時代の15年には、直線スピードが伸びない当時のホンダエンジンに苛立ち、無線で「(下部カテゴリーの)GP2エンジン!」と叫んで波紋を呼んだことから、ツイッターでは「アロンソ」もトレンド入り。「最高のエンジンって無線入れてほしいけどな」「アロンソ、26年王者確定」といった書き込みも散見された。