将棋の第48期棋王戦コナミグループ杯五番勝負で勝利した藤井聡太六冠(20)=棋聖・竜王・王位・叡王・棋王・王将=が24日、東京都内で行われた就位式に出席した。
棋王戦では3月に渡辺明名人(39)から3勝1敗でタイトルを奪取し、史上最年少の6冠を達成。壇上ではりりしい和服姿で日本将棋連盟の佐藤康光会長(53)から就位状を授与された。渡辺名人との対局を「難しい局面が続き、自分の長所と短所がともによく出たシリーズだと感じています」と振り返り、「来期の(棋王戦の)防衛戦ではより良い将棋をお見せできるよう精進したいです」と約束した。
現在は3連覇をかけた叡王戦五番勝負で2勝1敗、渡辺名人に挑戦者として挑む名人戦七番勝負で3勝1敗と〝ダブル王手〟。史上最年少の名人と七冠達成に注目が集まる中、この日は将棋好きで藤井六冠と同じ愛知出身のアイドルグループ、SKE48の鎌田菜月(26)が祝辞。藤井六冠とは対談したこともあり、「同じ時代に生きて、リアルタイムで感動を味わえています」と感謝していた。