23日午前の東京株式市場の日経平均株価は続伸し、取引時間中としてバブル経済崩壊後の最高値を前日に続いて約33年ぶりに更新した。外国為替市場の円安ドル高進行を好感し、自動車などの輸出関連銘柄を中心に値上がりした。前日終値からの平均株価の上げ幅は一時200円を超えた。
午前終値は前日終値比199円88銭高の3万1286円70銭。東証株価指数(TOPIX)は8・18ポイント高の2184・08。
米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げが続くとの観測により、円相場が一時1ドル=138円台後半に下落。業績が上向くとの見方から自動車や商社などの銘柄が買われた。前日の米国株式市場でハイテク株が堅調だったことも投資家心理を支え、電機などの銘柄も値上がりした。