財務相、扶養控除の縮小示唆 児童手当拡充なら 「財源確保が目的でない」

産経ニュース
鈴木俊一財務相
鈴木俊一財務相

鈴木俊一財務相は23日の閣議後記者会見で、政府が進める少子化対策に関し、児童手当を拡充する場合の対応として「(税負担を軽減する)扶養控除との関係を整理する必要があると考えている」と述べ、控除の縮小を示唆した。一方で「少子化対策の財源確保を目的として検討されるべき事柄ではない」とも語った。

現在は16歳以上19歳未満の子供1人につき、親の課税所得から38万円が差し引かれる。16歳未満については、民主党政権時の「子ども手当」導入に伴い対象外とされた。

政府は少子化対策の一環として、児童手当の対象を現行の中学生から高校卒業までに広げることや、所得制限の撤廃などを検討している。対象年齢を引き上げた場合、16歳未満と同様に廃止も検討課題となるが「次元の異なる少子化対策」の効果を妨げるとの異論が出そうだ。自民党内では逆に、16歳未満を対象に戻すべきだとの議論もある。

今、あなたにオススメ

izaスペシャル

  1. 公邸「大ハシャギ」の岸田首相長男・翔太郎秘書官が更迭 「なぜ写真流出」「身元再チェックを」続く野党の追及、メディアの続報も警戒

  2. 「やばい、やばい!」響く悲鳴で朝のホーム騒然 神戸の飛び込み事故

  3. 木の実ナナは泣き崩れ…小川知子は「心臓がドキドキ」 芸能界から悲しみの声

  4. 東海道新幹線運転見合わせで「北陸新幹線」「サンダーバード」「金沢経由」トレンド入り…「6時間の移動」「大阪延伸の必要性痛感」の声

  5. 「金曜でホテルの空室が…」大雨で東海道新幹線ストップ、払い戻しに長蛇の列 JR東京駅

今、あなたにオススメ