棋士編入試験合格の小山四段、デビュー戦白星で飾る　ヒューリック杯棋聖戦１次予選

将棋のプロ棋士編入試験を経て４月１日付でプロ棋士となった小山怜央四段（２９）は、２３日に東京・千駄ケ谷の将棋会館で指されたヒューリック杯第９５期棋聖戦（産経新聞社主催、ヒューリック特別協賛）の１次予選１回戦で室岡克彦八段（６４）に１０８手で勝ち、プロデビュー戦を白星で飾った。

終局後、小山四段は「対局まで、かなり時間があり、『まだかな』と思っていた」と、本局を迎えるまでの気持ちを吐露。デビュー戦白星で棋士生活を好スタートで切れたことについては、「良かった。今後、（棋士として）やっていく自信にはなった」などと、笑顔で話した。

小山四段は午後２時からの２回戦で、青野照市九段（７０）を破った渡辺大夢（ひろむ）六段（３４）と対戦する。