浪速風

負担増どう思う

産経ニュース
改正健康保険法が自民、公明両党などの賛成多数で可決、成立した参院本会議=12日午後、参院本会議場(矢島康弘撮影)
改正健康保険法が自民、公明両党などの賛成多数で可決、成立した参院本会議=12日午後、参院本会議場(矢島康弘撮影)

福祉と言えば何を置いてもお年寄りだった日本で、画期的と言って良い法律改正が行われた。12日に成立した健康保険法などの改正で、後期高齢者(75歳以上)の保険料が引き上げられ、出産一時金の増額に充てられることになったのである。

▶子育て支援策の柱である出産一時金は今年4月、42万円から50万円に引き上げられた。この増額分の負担を、細る一方の現役世代だけではまかなえないので、来年4月から後期高齢者も担う。その額(保険料)は、年収400万円なら年間1万4千円、200万円の人は再来年4月から3900円。対象になるのは後期高齢者の約4割だ。

▶お年寄りには世知辛い時代になったということではある。が、この改正はお年寄りが頑張って、孫のような子育て世代を応援しようという内容である。さらには、自分たちの子供のような現役世代には900億円程度の負担軽減になる。それを人生の大先輩たちはどう受け止めるだろうか。

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