人気歌舞伎俳優、市川猿之助(47)が一家心中を図ったとされる問題で、亡くなった父の市川段四郎さん(76)を母の延子さん(75)が〝老老介護〟していた実態が浮かび上がった。多忙を極めた猿之助が公私ともに追い込まれた可能性も指摘されるが、一方で不可解さも払拭できないままだ。
段四郎さんは2013年12月に体調不良で舞台を降板して以降、舞台に立っていない。最近は寝たきり状態で精神面でも波があったため、延子さんが献身的に世話をしていたという。
猿之助も両親を支えていたが、人気俳優がゆえに多忙さを極める中、一人息子で独身ということで大きな負担となっていた可能性があり、そこに女性誌のハラスメント報道が重なったかたちだ。
猿之助は警察に「前日に死んで生まれ変わろうと家族で話した。両親は睡眠薬を飲んだ」と説明している。