競泳の欧州グランプリに出場した日本代表の一部が23日、東京・羽田空港に帰国し、大会の最優秀選手賞(MVP)に選出された男子平泳ぎの渡辺一平(トヨタ自動車)は、「体がきつい中でも、最後までモチベーションを高くレースに臨めた」と振り返った。
長水路での海外の試合は、2019年以来という。200メートル平泳ぎでは3大会連続で優勝するなど手応えを得た一方、100メートル平泳ぎは、「強みをパフォーマンスにつなげられなかった」と課題を挙げた。7月の世界選手権(福岡市)まで国内で調整する予定で、「福岡で勝てたらどんだけ気持ちいいんだろう、と思いながら、ワクワクしている。もっともっとトレーニングして、自信を持ってレースに臨みたい」と意気込んだ。
バルセロナ大会の女子400メートル個人メドレーで優勝した16歳の成田実生(金町SC)は、「シニアの選手と戦えて、たくさん学ぶことがあった」と収穫を語った。欧州は初めて行ったといい、「モナコの街並みがきれいだった。坂とかあってすごかった」と笑顔だった。