エンゼルス4―2ツインズ(21日・アナハイム)本拠地エンゼル・スタジアムで行われたツインズ戦に「3番・投手兼DH」でスタメン出場した大谷翔平投手(28)は、投手としては6回を投げて2安打1失点、9奪三振だった。同点でマウンドを降りたため、勝ち負けはついていない。打者としては3打数1安打だった。打率は2割8分7厘となっている。試合は4対2で勝ち、ツインズとのシリーズを2勝1敗と勝ち越した。試合後に行われた会見での主なやり取りは以下の通り。
――カッターで3つの三振。これまで2つだったと思うが、ゲームプランか?
「プランもありましたし、感覚も良かったので」
――試合前、捕手とスイーパーについて話し合っていたようだが
「フェイク入れたりとか、構える位置とか、細かいところは何回もゲームをやらないとわからないですし、今回出た課題もまた、コミュニケーションを取ってまたプラス材料にしていきたい」
――スプリットの割合が減っているが、きょうの初回は多かった
「投げたいと思ったので投げた感じなので、それまではスライダーを投げたかったから投げた感じでしたし、それだけかなと思います」
――ここ4試合ほど、本塁打で失点するケースが多かった
「ホームランになるかどうかはあまり左右できないので、強く振らせないというのが一番ですし、きょうも2本(ヒットを)打たれましたけど、その1本が点にはつながっているので、そこはやっぱり先頭のフォアボールだったりとか、よくないところはあったんじゃないかなと思います」
――試合の先頭に四球を出してから落ち着くパターンが多い
「プレイボールの1人目とか、イニングの最初の1人目がフォアボールになると、全員ストレスを感じるので、自分もそうですけど、そこはやっぱり、いらないところかなと思います」
――コレアの二塁打。その前にあのコースで空振りを取った
「ボールゾーンでいいかなと思って投げましたけど、インゾーンに入っている分、しっかりコンタクトされた。賢い打者と思うので、打席の中ではいろいろ変えてはきてますし、そこに対応しきれなかった」
――地区首位のチームに勝ち越した
「昨日もいい試合でしたし、負けはしましたけど、勝てるチャンスは十分にあったと思うので、そういう試合を一つでも多く取れば、まだまだぜんぜんチャンスはあると思う」
――空振りが22あった
「狙い球が外れたときにしっかり空振りを取るのが一番大事ですし、そんなときにファールで粘られるかどうかっていうのは、大きな違いだと思うので、空振りになっているというのはいいことかなと思います」
――空振りが取れている要因
「球自体の動きもいいですし、あとはスポットも良かったんじゃないかなと思います。甘い球も何球かありましたけど、狙い球外してる分、ストライクが取れたりとか、そういうところかと思います」
――四死球が多いのはピッチクロックの影響? メカニック
「いろんな要因はあると思いますけど、一番は動き的な問題じゃないかなと思うので、ただその分、投げてるボールは例年よりいいですし、1球1球の動き的には良かったりするので、そこは速い球を投げるピッチャーは、コマンドがぶれがちですし、逆に言えば、そこが両立できるピッチャーが、いいピッチャーでもあるので、そこはいいところを探していくというか、あとはどっちも伸ばしているようなそういう動き方ができれば、まだまだ発展途上かなと思うので、全球種、伸ばしていけるなと思います」
――六回まで投げきれた
「球数をみながら自分で、抑えるところは抑えて、リスクがあるなと思ったところは回避しつつ、後は最後の3つ、三振とって流れをしっかり止められたっていうのはあったかなと思います」
――今日の立ち上がりに意識したことは?
「1番は球種のパーセンテージだったりとか、バランスだったりとか、初回だけに限らず、きょうは六回まで投げましたけど、そこまでのデータと、自分でデータを見たりはするので、この球種のパーセンテージをもうちょっと伸ばしたほうがいいとか、そういうところは意識してます」
――スイーパーは球速を変えたり、軌道を変えたりしている?
「そうですね。ブルペンでいろいろ試しながら、こういう形のほうがいいなとか、逆に左バッターはこういう形のほうがいいとか、そこは、いちいち変えたりはするので、サインで変えたりはしないですけど、自分で勝手にやる感じです」