こんにちは、フォトグラファーの吉田パンダです。前回に引き続き、犬猫連れでイタリア編。ローマで滞在したアパートをご紹介します。こちらはリビング。
「くるしゅうないのである」
自分で快適スペースをちゃんと見つける、サバトラ猫ノア。家人の上着にちゃっかり座って香箱を組んでいます。
「あの、あそびませんか〜」
趣味はおじゃま虫、ピンと立った耳が特徴の黒い悪魔犬、スキッパーキのスキです。
「ひじょうに不愉快なのである、、、」
はっ、失礼いたしました!よく言い聞かせておきますので!
「オレ、なにかしましたか??」
女心は微妙なんだよ。飼い主もいまだに勉強中でね。
リビングにはミュージシャン、画家などのポートレートが飾られ、ちょっとしたお洒落空間に。
「詩人は未来を回想する」と言った、ジャン・コクトー。
リビングから廊下を通じて、キッチン、バスルーム、寝室と続きます。深緑のドアとアーチがいい感じですが、奥にはスキトイレが設置されています。
ワタシの仕事セットはリビングの一角に。ここからカシェットブログを書いています。
お気に入りの場所はチャペルのような光が入ってくる、このダイニングキッチン。レンガにタイル、いいですねえ。
ローマのマルシェで購入した野菜セット。アーティチョークにアスパラ、グリーンピース。このまま炒めれば、付け合わせの出来上がりです。
ノアがあちこち冒険している時、
黒犬は天下泰平にソファで昼寝していました。
さて、イタリア巡礼の旅、ローマで最後に訪れたのはアベンティーノの丘にあるサン・アンセルモ教会。周辺にあるマルタ騎士団の館は、その扉の鍵穴からバチカンが見えることで有名です。
教会内ではちょうど結婚式が行われていて、中には入れませんでした。
まあ、そんなこともあります。峠の茶屋ならぬ、教会茶屋でひと休みしましょう。
ひとやすみ専門家、黒犬スキ。
「じゃあ、アフタヌーンシラウオをいただこうかしら」
今日は移動日なので、ヤドカリ犬ならぬヤドカリ猫でノアも一緒です。
クルミのケーキにレモン・ジンジャーティー。バラバラなマグカップなど、飾り気のないところもまたヨシです。
「猫が大好きなの。撫でてもいいかしら」と店員のお姉さん。ノアは緊張の面持ちです。ノアさん、お愛想よろしく。
さ、晴天のドライブ日和。お茶も飲んだし移動しましょう。豊かな緑と鳥の歌声に囲まれたアベンティーノの丘は、気持ちの良い場所でした。次回はこの辺りに滞在してもいいかも。
空色のフィアット500に乗ってローマの南へ!と言いたいところですが、実際は普通のレンタカーで移動です。この車の屋根にスーツケースを結びつけて旅をするのも、楽しそうですね。
次回からは2000年の歴史を持つリゾート地、100の教会があると言われる古都、ガエータという海辺の町に滞在します。のんびり犬猫旅、引き続きどうぞお楽しみに。