春の全国交通安全運動(20日まで)に合わせて埼玉県警川口署は19日、埼玉県川口市の「イオンモール川口前川」で、自転車乗車時のヘルメット着用を呼びかけるイベントを開いた。4月施行の改正道路交通法でヘルメット着用の努力義務が全年齢に拡大したことから、周知を図るのが目的。
イベントでは、自転車乗車時にはヘルメットを着用し、交通ルールを守るという宣言をした参加者に、人気アニメ「クレヨンしんちゃん」のキャラクターがあしらわれた反射ストラップがプレゼントされた。川口署の満保利光交通課長は「事故の重傷化率が変わる。身を守るためヘルメット着用を心がけてほしい」と話した。
県警交通総務課によると、昨年までの5年間で県内の自転車乗車中の交通事故死者数は155人。このうち85人は頭を強く打ったことが原因だった。今年1月から4月の自転車乗車中の死者数は6人で、いずれもヘルメットを着用していなかった。