パドレス3-4ロイヤルズ(17日、サンディエゴ)米大リーグ、パドレスのダルビッシュ有投手(36)は5回1/3を投げ、6安打4失点、2四球、6三振、90球で3敗目(2勝)を喫した。
「いやあ、よくなかったですね。一、二回は上体がこっち(背中側)に倒れていく、それが気になっていた。コントロールも乱れて、スライダーの変化も安定しなかった。あまりいい状態ではなかった」
序盤3イニングは1安打無失点、4三振と順調な滑り出し。しかし、本調子ではなかったという。四回先頭打者にボテボテの三塁内野安打で出塁を許し、先制点を与えた。1-1の六回には先頭に四球を与え、パスクアンティノに右越え2ランを浴びた。
5日のドジャース戦の後から、登板間の調整を変更。コンディショニングの一環として、ウエートトレーニングの強度をやや落としているという。「強度を落とす期間を今、2回(2先発)続けているんですね。(ダンベルなどの高負荷の)重さを持たなくなってくると、体がグッと力が入る感じが出てこない」。ディーロード、というトレーニング法で一時的に負荷を軽くすることで筋力を回復させ、その後に再び強い出力を出すことが狙いで、直近の2週間はその時間にあてていたようだ。
「そのへんのコンディショニングをもう一回、今週から、この先発の後から戻すので疲れはたまっていないです」
チームはここ10試合で2勝8敗、20勝24敗のナ・リーグ西地区4位。試合後には、選手だけで約40分間のミーティングを行った。
「いろんな選手が話しましたし、すごくいいミーティングになったと思う。確かにここまでうまいこといっていないですけど、でもこのチームが持っている力はちゃんとある。みんなで何とかいい方向に持っていきたいです」
次回先発は、中6日で24日(日本時間25日)のナショナルズ戦(ワシントン)が見込まれている。