(パ・リーグ、ロッテ1―1オリックス=延長十二回規定により引き分け、6回戦、オリックス3勝2敗1分、16日、ゾゾマリン)反撃につながる一打を見舞った。「5番・一塁」で先発出場したロッテ・茶谷健太内野手(25)が0-1の四回、1死から左前打を放ち、自身が打席に立った試合としては9試合連続安打を記録した。続く安田の右前打で一気に三塁まで進むと岡の二ゴロの間に生還し、同点のホームを踏んだ。
山梨・帝京三高から2016年にドラフト4位でソフトバンクに入団したが、18年オフに自由契約となり、育成選手としてロッテ入り。19年12月に支配下選手登録された内野手は今季、24試合に出場し、打率・385(15日時点)。5日のソフトバンク戦では、同日に先発した佐々木朗にバットに念を込められ、2打数2安打。5月は打率・550(15日時点)と好調を維持している。
吉井ロッテはここまで35試合で35通りの打順を組んでいる。吉井監督が「どうしたら勝てるか考えながらやっている中で(選手は)ポジションのつくり方は難しいかもしれないけど、いろんな選手にチャンスが来ると思うので、そこをしっかりつかんでほしい」と求める中、プロ8年目が存在感を放っている。
茶谷がヒットを打つとファンの間では「〝茶柱〟が立った」と言われている。首位オリックスと1ゲーム差の首位攻防3連戦。その第1ラウンドは、両チームとも一歩も譲らず引き分けに終わった。