兵庫県議会(定数86)は16日、新しい議長に最大会派「自民党・兵庫」の内藤兵衛氏、副議長に第2会派「維新の会」の徳安淳子氏を選出した。半世紀以上にわたり自民系会派が正副議長を独占してきたが、4月の統一地方選で県内でも勢力を拡大した維新が副議長ポストを初めて獲得。女性の副議長も県政初。
令和3年の県知事選をめぐり、自民系会派は元副知事の金沢和夫氏を支援した「自民党県議団」と、維新とともに斎藤元彦知事を推した「自民党兵庫」に分裂。改選前は両会派に計44人が所属していたが、先月の県議選で自民は勢いを増す維新を前に厳しい戦いを強いられ、分裂を解消して自民党・兵庫(37人)として再出発した。一方、改選前、4人だった維新は21人の第2会派に躍進した。
新議会の各会派の所属人数は次の通り。自民党・兵庫37人▽維新の会21人▽公明党13人▽ひょうご県民連合9人▽共産2人▽無所属4人。