今週末の19日から広島市で開催される先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)を前に、警視庁は15日、バスターミナル「バスタ新宿」(東京都渋谷区)で、官民合同のテロ防止キャンペーンを実施した。
バスタ新宿では、原宿署員や機動隊員らがバスタ新宿の社員とともに高速バスの乗降場などを巡回。警備犬がロッカーの臭いをかぐなどして不審物がないか入念に確認した。
バスタ新宿は例年この時期、1日平均1万4~5千人が利用するという。駅やバスターミナルなどの不特定多数の人が集まる場所は「ソフトターゲット」と呼ばれ、テロの標的となる可能性もあり、警視庁は都内の警戒を強化している。
原宿署の岡崎聖署長は「いつもと違う、何かおかしいと思ったら迷わず110番通報するか最寄りの警察に知らせてほしい」と呼びかけた。