地域政党「大阪維新の会」が、大阪市議会の定数を11削減して70とする市条例改正素案をまとめたことが分かった。維新関係者が15日、明らかにした。これまで70前後とする方向で調整。16日にも維新市議団の総会に諮る。市議会の他会派に水面下で提示を始めており、協議も踏まえて18日開会の市議会に提案し、会期中の採決を目指す。
市議選は大阪市内の24行政区を単位とし、定数2~6の選挙区で争われる。素案では定数3~6の計11区で定数を1ずつ減らす。選挙区間の「一票の格差」について、衆院選で憲法違反とされる2倍以上とならないよう調整する。
維新は4月の市議選で46議席を獲得しており、単独でも議決できる。