相模原市は12日、国民健康保険診療所を管理する特別会計で平成20年度以降、消費税に関する申告を怠っていたと発表した。29年度から令和3年度までが追徴課税の対象で、総額は無申告加算税も含め約254万円という。納税手続きを進める。
市によると、周辺3町との合併で平成20年度以降、各町の診療所の経理を一体管理。健康診断料などの課税売上高が消費税の納税義務が生じる1千万円を超えたのに、気付かなかった。
今年10月に導入される消費税のインボイス(適格請求書)制度に向けて点検し、判明。市の担当者は「認識不足によるもので深くおわびする」としている。