米国とサウジアラビア両政府は米東部時間5日、スーダンで戦闘を続ける軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の代表が6日にサウジ西部ジッダで協議を開始するとして歓迎する共同声明を発表した。スーダン国民の利益を考慮し、停戦に向けて積極的に協議するようスーダン軍とRSFに促した。
AP通信によると、4月15日の戦闘開始以来、両者が協議するのは初めてとなる。
ブリンケン米国務長官は5日、サウジアラビアのファイサル外相と電話会談し、スーダンの戦闘終結に向けて緊密に連携することを確認した。
スーダン軍とRSFはこれまで、交渉できるのは人道状況改善のための停戦であり、恒久的な戦闘終結ではないと主張していた。
国務省によると、ブリンケン氏はファイサル氏との電話会談で、スーダンにいた米国人が紅海を挟んで対岸のジッダに国外退避したことに関し、サウジによる支援への謝意を表明した。
(共同)