林芳正外相は5日(日本時間6日)、訪問先のパラグアイで記者団のオンライン取材に応じ、ロシアの首都モスクワ中心部の宮殿クレムリンへのドローン(無人機)攻撃について「今後の情勢に与える影響等の観点から高い関心を持って注視していきたい」と述べた。
林氏は、ロシア政府がウクライナによる無人機攻撃だと主張し、対抗措置を取る可能性に言及しているとと指摘。一方、「ゼレンスキー大統領はこの攻撃へのウクライナの関与を否定している」と強調した。
その上で、「ロシアによるウクライナ侵略は国際秩序の根幹を揺るがす暴挙だ」と述べ、侵略の停止とウクライナからのロシア軍部隊の撤収を求めた。