米マイクロソフト(MS)は4日、対話型人工知能(AI)を搭載した検索エンジン「Bing(ビング)」とウェブ閲覧ソフト「エッジ」を一般公開し、簡単にすぐ利用できるようにしたと発表した。対話履歴の保存など機能も強化する。チャットGPTが話題の米新興企業オープンAIの技術を活用する。
検索エンジンの市場はグーグルが大半を占めており、MSは対話型AIを武器に切り崩しを目指す。グーグルも対抗して対話型AI「Bard(バード)」を発表し、検索への追加も予定している。2社の競争が激しくなる見込みだ。
ニューヨーク市で開いた催しで発表した。これまではビングの対話型AIを利用するには順番待ちリストに参加して承認を得る必要があったが、この手続きをなくした。MSによると、2月の公開以降の3カ月間で5億回以上の対話が行われたという。(共同)