日本ハム・伊藤大海、やっと勝った 開幕34日目「ラストチャンス」で!侍投手「先発」最遅

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ようやく今季初勝利を挙げた伊藤は、勝利球を手に笑みを浮かべた(撮影・尾崎修二)
ようやく今季初勝利を挙げた伊藤は、勝利球を手に笑みを浮かべた(撮影・尾崎修二)

(パ・リーグ、西武1-7日本ハム、4回戦、2勝2敗、2日、ベルーナD)やっと勝てた。日本ハム・伊藤大海投手(25)が今季最多108球で7回を4安打1失点。開幕から34日目。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表メンバーの先発投手の中で最後に白星を挙げた。

「本当に今日がラストチャンスだと思っていたし、〝この腕がちぎれてもいい〟ぐらいの気持ちだった。これでやっと、ぐっすり寝られる」

眠れない夜を重ねてきた。開幕から登板4試合で0勝3敗、防御率5・82。不調の背景には〝WBC後遺症〟もあった。救援だったWBCでは常に全力投球の役回りで、決め球のスライダーも多投した。その結果、自身も気付かない間にフォームバランスを崩し、腕も横振りになっていた。

修正を図るため、この日の登板に向けた中6日の調整期間で超異例の4度のブルペン入り。「体はボロボロでしたけど、不安だったので」と、前日1日にもブルペンで約40球を投じた。

この日の序盤はあえて2段モーションで右脚にしっかり体重を乗せることを意識。さらに身体全体を使って投げなければならないカーブを中心に組み立てることで、上体の突っ込みも抑えた。

前回登板後には先発ローテーション剥奪を示唆した新庄監督も「(厳しい言葉で)変われる選手だと思っていたので」。チームはゴールデンウイークに入って今季初の3連勝。最下位ながらも、チーム92得点はリーグトップ。文字通りの黄金週間となっている。(東山貴実)

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