日本相撲協会は2日、東京・墨田区の両国国技館で東京場所前恒例の体重測定を行い、両膝痛や糖尿病で4場所連続休場中の横綱照ノ富士(31)は、3月の春場所前の発表から6キロ減の174キロだった。
この日は十両以上の力士で構成される力士会が国技館で開かれ、会長をつとめる照ノ富士も参加。協会は新型コロナウイルスの5類移行に伴い、この場所前から各部屋を行き来する出稽古期間を初日直前まで緩和。これまで認められていなかった本場所2週間前の番付発表後でも出稽古が可能となり、照ノ富士は調整について「これからじゃないですか」。3日は時津風部屋へ出稽古する意向を示した。
照ノ富士は春場所前、膝への負担を軽くするため20キロ以上を減量。そこから急激に増量したため、持病の糖尿病の数値が急上昇した。その経験を踏まえ、今回は減量を10キロ程度にとどめ徐々に戻す意向を示していた。(奥村展也)