埼玉新聞社(さいたま市)は1日付朝刊の社告で、埼玉新聞の月決め購読料を6月1日に2983円から3500円(いずれも税込み)へ517円上げると発表した。消費税の増税時を除くと、本体の価格改定は平成9年4月以来という。コンビニなどで販売する1部売りも、120円から150円(いずれも税込み)に30円値上げする。
社告によると、「用紙代など新聞製作に関わる原材料費の急騰が経営を大きく圧迫し、購読料の改定をお願いせざるを得ない状況になった」と説明。
改定に合わせ、読者の生活に欠かせない地域密着の情報を紙面企画や県内の政治、選挙、自治体の施策、経済の記事などで一層充実させるほか、デジタルを紙面と並ぶ両輪に位置付け、速報性を重視したニュースサイトの拡充を図るとしている。