バスケットボール男子日本代表のトム・ホーバス監督は30日、船橋市内で記者会見し、29日に1次リーグの対戦相手が決まったW杯(8月開幕、沖縄市など)への意気込みや戦略などを語った。野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で決勝の米国戦前に大谷翔平(エンゼルス)がチームを鼓舞した言葉を挙げ、選手には「相手も相手の国も関係ない。ウチのバスケをやろう」と声をかけるとした。
大会は日本、フィリピン、インドネシアの共催で8月25日に開幕。32チームを8組に分けて総当たりの1次リーグを行う。世界ランク36位の日本は沖縄アリーナでのE組で、同11位のドイツ、同24位のフィンランド、同3位のオーストラリアの順で対戦する。
「いいチームばっかり集まっている。まあ、しようがない。やるしかない」とホーバス監督。ただ「相手は関係ない。ウチのバスケをやります」と、こだわってきた速い展開と3点シュートを中心とした組み立てでレベルアップを目指す。
大会では、各大陸の1位が2024年パリ五輪の出場権を得る。「目標はアジア1位。そのために2勝が必要なら2勝、3勝が必要なら3勝したい」。具体的には1次リーグを2勝1敗以上として2次リーグに進み、そこでさらに白星を積み重ねたいとした。