首都大学野球春季リーグ戦第5週第2日(30日、桜美林大3-4日体大、大和)日体大が桜美林大に2連勝し、8戦全勝で勝ち点を4に伸ばし、最終カードの筑波大に連敗しても勝率で上回るチームがないため、2季連続26度目の優勝が決まった。日体大は、全日本大学選手権(6月5日開幕、神宮ほか)に出場する。
日体大は、一回1死二、三塁で、4番・南大輔外野手(3年、花咲徳栄)の左前打で2点を先制し、三回、六回にも追加点をあげた。
投手陣は、先発左腕・八田歩投手(4年、大和)が5回を4安打無失点、その後を右腕・相馬綾太投手(3年、志学館)が1回無失点、右腕・伊藤大稀投手(2年、智弁和歌山)が七回に3ランを浴びたが、その後を右腕・箱山優投手(3年、日体大柏)が無失点に抑え、逃げ切った。
最後を抑えた箱山は、「昨年秋の優勝はうれしかったが、今年は、立場が違って(上級生になり)、日本一をめざしているので、それほどでも…。(全日本大学選手権に出る)どこのチームにも負けたくないと思っている」と話した。
古城隆利監督は、8戦全勝で優勝を決めたことに「きょうのような展開で箱山が抑えているように投手陣がよかったし、昨年投打の中心だった矢沢(投手→日本ハムドラフト1位)のうしろを守っていた3年生が4年生となり、しっかり守備ができている。それと、機動力を使った攻撃ができるようになっているのが大きい」と要因を分析した。