明治安田J1第10節第1日(29日、FC東京2−1新潟、味スタ)FC東京が新潟に競り勝ち、リーグ戦2連勝を飾った。30日に20歳の誕生日を迎えるMF松木玖生が守備的MFとしてフル出場して、勝利に貢献した。
10代最後の試合で、何度かゴールに迫った。前半44分には左CKに頭で合わせたが、ゴールとはならなかった。後半34分には左足でFKを放ち、浮き球のパスを上げたが、相手にクリアされた。
ゴールはなかった。それでもフル出場し、最後まで体を張った守備で守り切り「まずは勝ってよかった」と、ホッとした様子。10代最後の公式戦になったが「自分の10代は非常にいい経験をさせてもらった。満足しています」と、チーム不動のボランチは前を向いた。20歳に向けて「もっと、うまくて強い、怖い選手になりたい。いろんなところに顔を出したり、結果を出していきたい」と目標を掲げた。
試合は、前半8分にFC東京がFW仲川のゴールで先制。同12分に新潟FW伊藤に直接FK弾を決められたが、同34分、FC東京のFWディエゴ・オリベイラが右足でズドン。これが決勝点になった。
チームは2連勝。だが試合内容は新潟が上回っていたように見えた。それでも松木は「集中力があった。こういう展開でも勝ち切れるようになった」と手応えをつかんだ。期待の逸材が、さらに成長を続けていく。