オンラインカジノで金を賭けたとして、京都府警は27日、賭博容疑で、府警本部少年課所属の30代の男性巡査を書類送検し、戒告の懲戒処分とした。巡査は27日、依願退職した。府警への取材で分かった。
書類送検容疑は令和4年4月、海外で運営されているオンラインカジノのトランプゲームで約2万円を賭けたとしている。
府警によると、巡査の供述や口座の捜査などから、3年9月から約1年間にわたり、オンラインで賭博を繰り返していたとみられる。収支は数百万円のマイナスだったという。
巡査は容疑を認め、監察官室の調査に「多くの人を裏切り、後悔しかない」と話したという。監察官室は取材に「警察への信頼を損ねるあるまじき事案。再発防止と信頼回復に努める」とコメントした。
府警はこれと別に、住所が変わったことを届け出ず5年間にわたり通勤手当約64万円を不正受給したとして、一般職員の30代男性を本部長訓戒の処分にした。13日付。