「投資の神様」として知られる米国の大手投資会社「バークシャー・ハサウェイ」のウォーレン・バフェット会長兼CEOが来日し、日経や朝日新聞のインタビューに応じました。
5大商社への投資については、株式保有比率をそれぞれ7・4%まで高めていて、さらに9・9%まで買い足す可能性があると語りました。また、「10年、20年と続くようなビジネスを探している」と日本株への追加投資にも意欲を示しました。この前向き発言に、世界から日本株に注目が集まっています。
市場も「次のバフェット銘柄は?」と熱くなっています。不動産を持つ大手電鉄株や持続的にキャッシュフローを生み出せる東京エレクトロン、日立製作所、NTT、そしてメガバンクなどの名も挙がり、株も動いています。
バフェットさんの次の一手のヒントになると思われるのが、福島県いわき市の未上場会社「タンガロイ」です。超硬合金を用いた切削工具の製造会社で、長く東芝グループでしたが、独立後、2008年にバフェットさんが出資するオランダの超硬工具メーカー・IMCの傘下になりました。11年には、いわき市の新工場完成式典のためにバフェットさんは初来日しています。
IMC入り後、2ケタの営業利益率を維持。世界的な先端技術を持ち、持続的な成長が臨める企業に目をつけるのが、バフェット流投資かも。こういうことを考えるのも「財ザク!」の面白さです。