大谷翔平、吉田正尚Ｋ斬り！さあここからという時に災難　雨中断１時間２５分…２回１失点降板、捕手のピッチコム故障、塁上で防寒具のファスナー壊れ　連敗ストップも３勝目お預け

【ボストン（米マサチューセッツ州）１７日（日本時間１８日）＝竹濱江利子通信員】米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手（２８）がレッドソックス戦に「２番・投手兼ＤＨ」で先発し、降雨による１時間２５分の中断があったため２回無安打１失点で降板し、３勝目はならなかった。初対決となった吉田正尚外野手（２９）から空振り三振を奪ったが、捕手のピッチコムが故障するなどアクシデントが続いた。それでも、打者では５打数２安打。試合は５―４で勝利し、連敗を３で止めた。

二刀流の元祖、ベーブ・ルースが活躍したフェンウェイ・パークで大谷を次々と災難が襲った。二回。気温９度の寒さと土砂降りの中、マウンドの整備を待ったが、今度は捕手オハピーのピッチコム（サイン交換で使用する電子機器）が故障。大谷は右耳付近を指さしながらベンチに向かって叫び、いらだちを隠せなかった。

「（雨の影響は）考えてもしようがないかなと思う。雨どうのこうのより、すごい早かったのでそこが一番難しかった」

ボストン・マラソン開催の影響で、試合開始は通常のデーゲームより２時間早い午前１１時１０分。７時半出発のチームバスに乗るため、６時４５分に起床した。本拠地ロサンゼルスの時間では４時半過ぎに球場入りし「まだ（体が）起きていない状態だった」と漏らした。