さいたま市の清水勇人市長は13日の記者会見で、9日に投開票が行われた同市議選について「これまで以上に政党や党派の色彩が強かった。中でも維新の躍進が大変目立った」と感想を述べた。
市議選は10区に計90人が立候補。計60の議席をめぐり全区で選挙戦となった。清水市長は女性当選者も際立ったとした上で、当選者に「市をさらに進化させるため、指導や提言をいただきたい」と要望した。
一方、投票率については「政令市になって以降、下落傾向だったが、前回を上回った」としたが、それでも4割に届かない現状に対し、「年代別の投票率なども分析しながら、若い世代に投票所に足を運んでもらうことが重要」と指摘し、「若年層が投票に行こうと思えるような取り組みも含め、選管などで対策を検討してほしい」とした。