暗殺におびえる様子
国際刑事裁判所(ICC)がウクライナの子供を連れ去った戦争犯罪の容疑でプーチン氏の逮捕状を取った件もくすぶっている。現状では逮捕の可能性は極めて低いが、ロシアと軍事同盟を結ぶアルメニアでもICC加盟に向けた動きも出ている。
中村氏は「昨秋の部分動員は国内で相当な不満をかき立てたが、今回の徴集も来年に大統領選を控えるタイミングで好ましくないものだ。逮捕状については、政権内部でもプーチン氏と歩みを共にすることを屈辱的ととらえたり、『自分にも逮捕状が出るのではないか』という不安が広がっていることも想定できる。今後、ますます『プーチン外し』は加速するのではないか」との見方を示した。