メッツ5-0パドレス(10日、ニューヨーク)米大リーグ、パドレスのダルビッシュ有投手(36)が今季2度目の先発に臨み、6回1/3を投げ、6安打5失点、2四死球、5三振で104球を投げた。1敗目を喫し、今季初勝利は持ち越した。最速は95・4マイル(153・5キロ)。試合後に行われた主な一問一答は以下の通り。
――今季2度目の登板は7回途中まで。感触は悪くなかったのでは
「いや、よかったですよ。真っ直ぐもいい球がいっぱいありましたし、全体的にすべての球でいい球があったので、変化球、曲がり球もコントロール割とできていましたし、今日はよかったですね」
――三、七回の失点は不運もあった
「三回はニモは討ち取った打球が抜けた、そこは仕方ないとして、リンドアは僕はあまり合っていないバッターなので、そこに死球を与えてしまったのはあそこはちょっと僕の中で一番良くなかった。マクニールは最初の打席でスイーパーでアウトになっていたので、たぶんそれを狙っていたんだろうなってところと。あそこはもうちょっと慎重にいってもよかったかなと思う。七回は2球、ライン際にあったので、それは仕方ないにしても、やっぱりキャナはあそこを一番打つので、真っ直ぐのインコースをすごく早くパッと(バットが)回りますし、そこは一番気をつけているところだったので、そこでその前のカットボールを見逃されて、本人が一番打ちたいところに投げてしまったっていうのがミスでした」
――去年と比べてメッツ打線は
「いや特に、嫌がっている感じはすごくありましたね。残っている結果以上に、やっぱりバッターはまだ曲がり球とかあまり見えていない感じはしますし、結果的に負けましたけども、僕としてはそんなに嫌な感じは残らなかったかな」
――ツーシームとフォーシームとの球速に差があったのは意図的
「特に、ちょっと握りを変えたりとかもあるので。というよりも、大きく曲げたりとかしたいということもあったので、今日スライダーが曲がっていたのもそういうところもあるかと、球速は特に大丈夫だと思います」
――体調は戻っている
「そうですね、七回いけたんで。今年はまだ一回も6イニングまで投げていなかったので。そこを越えて七回も行けたので、体的にもこのぐらいは投げなきゃ行けないよというところがわかっていたので。またここからステップアップできたらいいなと思います」
――ピッチクロックはゼーゼーしてしまう、適応は
「ないですね。今のところは、そのハーハーというところはないですけど。前回の試合で、ファーストベースカバーに行って帰ってきて、それで30秒しかないのか。その時はちょっときついと思ったけど、そういう時は多分球を変えればいいので。そういうふうにいくらでも、今日は特にそんなしなかったですけど。体力的には大丈夫ですね」
――味方の攻撃時間も短いから休む時間が短くなる
「確かに。早いなと思いますね、いつも(通訳の)堀江さんがベンチ裏に何アウトって言いにきて下さるんですけど、それがやっぱり1アウト目が早いというか。とにかく全体的に早いというのは感じますけど」
――開幕から打者の打率が上がっているデータが出ているが、対戦打者の積極性を感じるか
「特に今のところ感じないですかね。でもこういうクラブハウスとかで話していても、バッターの方がピッチャーより嫌がっているっていうところがあるので。僕は今のところ特には」
――七回の内野安打はこれまでの野球人生で見たことのないようなプレーか
「あるはあるんですけど、たぶん。でも1イニングに2回っていうのはやっぱり経験したことがないんで。二つとも同じような感じの打球で、切れそうなやつが戻ってくるっていう。だからそれは向こうに運が向いていたのかなと思いますけど」
――次は取りに行った方がいいか
「いや、取りに行ってもあれはたぶんセーフだと思うので、最後の打球も。うーん、どうしようもないですね、あそこに打たれると」
――試合前、千賀とどんな話をしたか
「今日は、この後食事行くんですけど。とにかく本当におめでとうと言うことと、メッツどうだとか、そういう他愛もない話ですけど。本当にすごく楽しそうにやっているんで、ずっと昔からメジャーにきたいっていうのは僕は知ってましたし、ずっとその話をしていたので、明るい顔を見て、自分もすごく元気になりました」
――会ったのは去年11月以来?か
「えっと、そうですね。一応、マイアミにも来てくれたんですけど、タイミング合わずに会えなくて。だから11月ぐらいですかね。」
――登板日なのにしゃべった。ルーティンとか大丈夫?
「いや、僕は話さないですよ、基本的には。千賀君は自分にとってはずっと昔から特別なので。だから、今日はどうしても、試合後にゆっくり話せばいいんだけど、僕が待てなかったってところがあったので(笑)。はい」