【アナハイム(米カリフォルニア州)9日(日本時間10日)】敵地エンゼル・スタジアムで行われたエンゼルス戦に先発した菊池雄星投手(31)は、エンゼルスの大谷翔平投手(28)にキャリア3本目の本塁打を許すなど、5回途中まで投げて9安打、6失点だった。試合は九回に3点差を追いつかれたが、延長で突き放し、ブルージェイズが12対11で勝っている。試合後に取材に応じた菊池の主な一問一答は以下の通り。
――きょうの登板を振り返って
「チームが勝ったんでうれしいですし、僕自身は点を取られましたけど、チームが勝ったんで」
――初回、不運な形で失点(左翼手が太陽が目に入り、捕球できず)
「仕方ないことですからね。次のバッターで切るというところができず、ストライクを取りにいったところを打たれたパターンだと思うので、もう少しやりようがあった」
――三回、四回にもホームランを許した
「ボール自体は良かったと思いますし、勝負して打たれることもありますからね。結果でいえば6点取られましたけど、チームも勝ちましたし、いいところもいくつかあった」
――三回は、大谷にホームランを打たれた
「(スライダーを)外に投げきりたかったところを、真ん中に入って打たれてしまった。肩口から入るボールですから、一番飛ぶところですし、もう少し外に投げ切らなければいけなかった。あそこに投げたら、打たれるなというところ。完全に失投です。失投ですし、そこを見逃さない、ホームランにされるというところで、レベルの高さを感じました」
――大谷に関して、これまでとの違いをどう感じた?
「毎年毎年、レベルアップは当然してますから、僕自身も彼に負けないようにというか、このリーグで勝つために自分を磨き続けていきたい」
――そういう争いができる
「もっともっとうまくなりたい。そういう思いがないと、このリーグは生き残れませんから、そこに僕も楽しみを感じてますし、同じやり方では、同じ相手を抑えられないので、そういうリーグにいるからこそ、自分自身ももっと野球がうまくなりたいとか、もっと成長したいという思いになる」