住宅に７０代夫婦の遺体　長男の行方捜査、神奈川

神奈川県警田浦署は７日、同県横須賀市田浦泉町の住宅で、住人の無職小野星三男さん（７５）と妻の泰子さん（７２）が遺体で見つかったと明らかにした。同居する４０代の長男の行方が分からず、署は何らかの事情を知っているとみて捜査。遺体を司法解剖し、死因の確認を進める。

署によると、親族が６日深夜「連絡が取れない」と１１０番。住宅は施錠され、窓ガラスを割るなどして確認したところ、１階の和室でそれぞれ布団がかけられた男女の遺体を７日未明に見つけた。室内に荒らされた形跡はなかった。

近所に住む７０代の男性は「（夫婦のうち）奥さんは足が不自由で、つえをついて歩いていた」と語った。現場はＪＲ田浦駅から約１キロの山あいの住宅地。