合成麻薬「MDMA」を米国から密輸したとして、警視庁薬物銃器対策課は5日、麻薬取締法違反(輸入)の疑いで、米国籍の映画プロデューサー、カオ・ケネス容疑者(46)を再逮捕した。調べに対し、「MDMAを密輸したことは間違いない」と容疑を認めているという。
捜査関係者によると、MDMAを所持していたとして、麻薬特例法違反容疑で現行犯逮捕されていたカオ容疑者の妻でモデルの道端ジェシカさん(38)は5日、処分保留で釈放された。
逮捕容疑は、MDMAを隠した小包を航空小口急送貨物として米国から輸出し、3月11日、成田空港に到着させて密輸したとしている。小包は、東京都港区のホテル宛てだった。