強制不妊兵庫訴訟、国が上告 大阪高裁の賠償命令不服

産経ニュース
大阪高裁=大阪市北区
大阪高裁=大阪市北区

旧優生保護法(昭和23年~平成8年)下で不妊手術を強制されたとして、兵庫県の60~90代の男女5人(うち2人死去)が国に損害賠償を求めた訴訟で、国は5日、計4950万円の支払いを命じた大阪高裁判決を不服として最高裁に上告した。

主な争点は、不法行為から20年で損害賠償請求権が消滅する旧民法の「除斥期間」の適用可否。3月23日の大阪高裁判決は、国が自ら旧法を違憲と認めるか、最高裁で違憲判決が確定してから6カ月が経過するまでは適用されないという初めての判断を示した。

一連の訴訟で国への賠償命令は、高裁では大阪(別の原告)、東京、札幌に続く4件目で、いずれも国が上告している。

今、あなたにオススメ

izaスペシャル

  1. 「週刊文春」グラビアで團十郎より目立った片岡仁左衛門の〝お盛ん報道〟 40代女性との不倫疑惑、「噛みつく」性癖も明らかに

  2. 岸田首相の長男更迭「あきれるほかない」「登用がそもそも問題」 責任問う声上がる

  3. 【芸能ニュース舞台裏】「性行為強要された」と女優4人が告白 出演者じゃなくて監督の不祥事で映画公開中止「こんな形で知られるなんて…」関係者

  4. 【安保法案特別委採決】辻元氏、涙声で「お願いだからやめて!」と絶叫 民主、プラカード掲げ抵抗

  5. 【花田紀凱の週刊誌ウォッチング】(926) 猿之助さん一家「心中」事件の謎、『文春』『新潮』が肉迫

今、あなたにオススメ