福島県広野町は5日、町社会福祉協議会が運営するデイサービス(通所介護)施設「広桜荘」の50代の男性所長が架空の請求書を作り事業費計約282万円を着服していたと発表した。町社協は懲戒解雇するとともに、双葉署に被害届を提出する方針。
町によると、男性は3年ほど前から換気扇設置代や備品購入などの名目で43回の架空請求をしていたとされる。借金返済のためだったと説明し、着服額を返還する意思を示している。
3月下旬、町社協が決算に向けて伝票を確認する中で発覚した。