阪神が29日、京セラで全体練習を行った。岡田彰布監督(65)はウエスタン・オリックス戦が行われた大阪市此花区の杉本商事バファローズスタジアム舞洲に移動し、WBC日本代表に選ばれた湯浅京己投手(23)の登板を視察した。2番手で、1回を三者凡退に抑える内容を見て、正式に「開幕守護神」を明言した。先発は大竹耕太郎投手(27)で5回1失点。試合は植田海内野手(26)の2安打だけで、2試合連続完封負けを喫した。岡田監督の主な一問一答は以下の通り。
ーー湯浅は
「まあな、球数少なかった(9球)けど、行けるんちゃうかな。本人も行くつもりやし、行けるもクソも、もうお前、(開幕1軍メンバーの)登録終わったから、行くゆうことやんか。そんなん」
ーー球速は150キロいかなかったが
「まあそんなん、数字じゃないからなあ」
ーー自分から出たいという積極性は頼もしい
「もっとボールが合わんと思たけどな。ブルペンとか、この間京セラで一回ブルペン見たけど、やっぱりいいボール投げとった。はっきり言うてな」
ーー今日の姿を見てポジションは
「ポジションってお前、1軍の戦力っていうか、1軍になるんやったらクローザーにいかすよ。そういうことやん。いてない時は誰か分からんって言うてるだけであって、湯浅が行けるんやったら、そら、うしろに行かせるなら湯浅やん」
ーー時間かかるという話をしていた
「やっぱり慣れ親しんだボールに帰るということやからな。そら慣れ親しんだ方が早い、早いっていうか、まだ1週間も経ってへんけど」
ーーぶっつけという感じはない
「いや、ぶっつけちゃうやん、今日投げてるんやから、ぶっつけちゃうやん。そんなん。何もせんかって投げるのがぶっつけやけど、今日もおかしかったら登録してなかったかもしれんけど、本人がなんぼ『行けます』って言うてもさ、それはまたちょっと違うからな」
ーーひと安心
「ひと安心じゃない。予定通りや。ひと安心言うて、そら予定通りや、おーん。昨日のブルペンとかの過程でな、ボールとか見とったら、これひょっとしたら、行けるんちゃうかなと思っとったからな。今日ある程度、投げれたら、予定通り行けるわと、そういう感じでな、見てるだけやけど」
ーー岩貞は試運転と言っていた。開幕は無理させずに
「いや無理させずって登録終わってるから投げられへんやんか(笑)。入れてへんのやから」
ーー時間はかかりそうにない
「今日も結構真っすぐばっかりな、最初投げとったけどな、別に悪いっていうか、それはないと思うけどな。先発とかそういうアレもあったし、何と言うかな、次いつでもいけるという感じよ。当然開幕戦はおらんわけやから、いつでも準備している状態ということよ」
ーー登録野手は
「何人なったんやろ。17じゃないか。(捕手は)3人やろ」