プロ野球は30日に新球場のエスコンフィールド北海道(北広島市)で行われる日本ハム―楽天の1試合で開幕する。日本ハムは29日、新球場で練習して開幕戦に備えた。就任2年目の新庄剛志監督(51)は「台風の目になる」と高らかに宣言。自身の派手なパフォーマンスを封印し、最下位に沈んだ昨季からの巻き返しを期す。ほかのパ・リーグ4球団とセ6球団は31日に初戦を迎える。
ファイターズの新時代が幕を開ける。日本ハムは他球団に先駆けて開幕戦を行うエスコンフィールド北海道で約3時間の全体練習を終え、スタンバイOK。就任2年目を迎えた新庄監督が、目の色を変えた。
「台風の目になるのは間違いない。それくらい選手が成長してきている。1日早く開幕戦をさせてもらって、その試合で勝たないと男じゃない。必ず勝つという気持ちで選手を送り出したい」
特別な一戦を白星で飾る。プロ野球に新球場が開業するのは2009年のマツダスタジアム以来で、他球団より先行して開幕するのは1952(昭和27)年以来、実に71年ぶり。指揮官は開幕戦のオーダーを「3パターンある」と決めかねており「30日の練習を見て、選手の表情を確認して決めたい」とギリギリまで最善策を模索する。