駒大苫小牧高時代を過ごした北海道で、楽天・田中将大投手(34)が、30日の日本ハム戦(エスコンフィールド北海道)で開幕投手を務める。
「開幕の一発目、新球場一発目というところで、自分もゆかりがある北海道の地で投げられるというのは、非常にうれしいです」
2月1日の沖縄・金武キャンプ初日に、石井監督から大役を伝えられた。日本では2012年以来11年ぶりで、米大リーグ、ヤンキース時代にも4度、開幕投手を務めた。
29日はマウンドの感触を確かめ、投球練習を行った。7年間プレーしたメジャーの球場に似た雰囲気を感じながら「これまでいろんな球場で投げてきた。慌てるということはないと思う」と余裕をのぞかせた。
指揮官は「百戦錬磨の経験値といろいろな状況判断。そういうものを含めて、試合をしっかりと構築してくれるはず」と背中を押した。日米通算190勝の田中将は「143分の1だが、大事なゲーム」と闘志をたぎらせた。(広岡浩二)