NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」の第124話が放送された29日、選抜高校野球大会第10日(準々決勝、総合)の実況を担当する同局の酒井博司アナウンサーが“朝ドラ受け”を行い、視聴者を沸かせた。
朝ドラに続いて放送される情報番組「あさイチ」(総合)の冒頭で、MCの博多華丸・大吉、鈴木奈穂子アナウンサーらが、その日の連続テレビ小説についての感想を語り合う朝ドラ受け。20日以降、「あさイチ」の通常放送が休止されており、3人のやりとりが見たい視聴者からSNSに「朝ドラ受けが見られないの残念だな」といった声が寄せられていた。
31日の放送が本編の最終回となる「舞いあがれ!」は、大阪府東大阪市と長崎県の五島列島などを舞台に、主人公の梅津舞(福原遥)がさまざまな人たちと出会い、飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生の物語。この日は、短歌の創作活動に悩み、「心の師匠」の八木巌(又吉直樹)に会いにパリへと飛んだ舞の夫、貴司(赤楚衛二)の苦悩ぶりが描かれた。都市封鎖(ロックダウン)中のパリで一人寂しく夜空を見上げ、舞たち家族のことを思った貴司は、舞への手紙のつもりで、パリで見て聞いて考えたことを随筆として書き始めた。
高校野球中継で「『舞いあがれ!』と同じように残り3日」
この日、朝8時15分から高校野球中継が始まり、大会の行進曲で「舞いあがれ!」の主題歌でもある「アイラブユー」(backnumber)のイントロが流れると、酒井アナは「『舞いあがれ!』と同じように残り3日。クライマックスを迎える第95回選抜高校野球。物語はパリのロックダウンが描かれましたが、2023年春、さまざま制限を乗り越えて青空のもと、声出し応援という高校野球の熱気が戻ってきています」と伝えた。
朝ドラ視聴者「いい塩梅」「涙腺が緩んだ」
「久しぶり」の朝ドラ受けに多くの朝ドラファンが歓喜。SNSには「甲子園でまさかの朝ドラ受け 酒井アナウンサーナイス」「自然な流れで、ちょうどいい塩梅の受け具合だったなー」「ちょっと涙腺が緩んでしもた」「気分が上がった」「華大さんの朝ドラ受けが聞きけなくて残念、と思っていたら、まさかの甲子園中継で朝ドラ受け!心はひとつです!」「今朝もあさイチないんよなぁって涙涙のなか、、甲子園から朝ドラ受け」「甲子園であさイチの代わりに朝ドラ受けしてありがとうな」といったコメントが相次いだ。